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音楽の秋 by荒川浪漫

あはれ秋風よ——情あらば伝へてよ——(佐藤春夫

毎秋、この佐藤春夫氏の「秋刀魚の歌」を思い出し、秋刀魚を食べようと思うのですが、値段が高騰していて、なかなか手が出ません。相次ぐ値上げに、思わず悲鳴を上げてしまいます。

巷では、何かと「〇〇の秋」とこじつけて、販促を行います……気をつけないと、その反則的な販促に惑わされて、財布がいつの間にか軽くなっているかもしれません。

ということで、私もそれに乗っかって、「音楽の秋」としてブログを執筆します。(支離滅裂)

実を言うと、友人から好きな音楽を聴かれることが多いのでここに載せておくことによって、説明する手間を省こうという目論見なのです。しかしながら、どうせなら音楽の歴史をまとめてみてはどうかと思ったので、余計な解説が随所にあります。流し読みして頂けたら幸いです。


※下記のリンクはアーティストさんに収益が行くよう、公式音源のみ載せています。(Youtubeアートトラック・公式MV)


<50年代>

ポピュラー音楽黎明期。この時代なくして、今の音楽はなかったかもしれません。

Peggy Sue(バディ・ホリー)……眼鏡が特徴的な英国の若きスター。

That'll Be The Day(バディ・ホリー)

Great Ball of Fire(ジェリー・リー・ルイス)……ワイルドな米国ピアノマン。

Can't Help Falling In Love(エルヴィス・プレスリー)……米国の伝説的ロックスター。

Johnny B. Goode (チャック・ベリー)……映画「Back to the future」で有名な曲です。


<60年代>

ビートルズを筆頭に、ロックが大衆的になった時代です。

紳士的な服を着ることによって、ビートルズは一躍若者のトレンドとなりました。

また、ビートルズの商業的成功を受けて真似をするバンドも増えました。

Itchycoo Park(スモール・フェイセス)……温かい歌詞と旋律が魅力のサイケデリックな曲。

Help(ビートルズ)……なんでも鑑定団の曲です。

Here Comes the Sun(ビートルズ)……ビートルズはとても一文では語れません。

Jumping Jack Flash(ローリング・ストーンズ)……リフが心地よい曲。

Substitute(ザ・フー)……思わず乗りたくなるリズム。

Big Girls Don't Cry(フォー・シーズンズ)……歌うのが難しすぎる軽快な曲。

Can't Take My Eyes Off(フランキー・ヴァリ)……変幻自在の声の魔術師。

Raindrops Keep Fallin' On My Head(B.J.トーマス)……温かい音色が心を揺さぶる。

Like a Rolling Stone(ボブ・ディラン)……流されやすい若者を痛烈に皮肉った歌。

Mr.Tambourine Man(ザ・バーズ)……落ち着きたい方にうってつけです。

Wouldn't It Be Nice(ビーチ・ボーイズ)……実家のような安心感。

You Really Got Me(ザ・キンクス)……これぞロックといったところでしょうか。

Daydream Believer(モンキーズ)……セブンイレブンの曲と言ったらこれです。

Conquistador(プロコル・ハルム)……オルガンとドラムが絶妙な格好いい曲です。

Misirlou(ディックデイル&ヒズ・デル・トーンズ)……早弾きインストゥルメンタル。

Purple Haze(ジミ・ヘンドリックス)……ギターの神様の真髄。

Piece of My Heart(ジャニス・ジョプリン)……ソウルの伝説。

Light My Fire……サイケデリックの伝説。


<70年代> 

技術が向上したことにより、ジャンルが多彩になった時代です。

ザ・フーは初めてロックとオペラを融合させ、クイーンもオペラとロックを融合させることによって、新たな方向性を開拓しました。

Rocket Man(エルトン・ジョン)……切ない歌詞が特徴的。

My Sharona(ナック)……アメトークでお馴染みの曲です。

Baba O'Riley(ザ・フー)……シンセサイザー入門には最適の美しい曲です。

Good Old Fashioned Lover Boy(クイーン)……ギターソロが痺れます。

Smoke On The Water(ディープ・パープル)……重厚なリフが特徴的な曲です。

Surrender(チープ・トリック)……曲はチープじゃないです。

Highway To Hell(AC/DC)……地獄には落ちませんのでご安心を。

20th Century Boy(T.Rex)……映画20世紀少年にも使われていました。

More Than a Feeling(ボストン)……ギターの可能性に気づくことができた曲です。

Hotel California(イーグルス)……アコースティック好きにはたまらない曲です。

Roundabout(イエス)……ジョジョでお馴染みの曲です。

I Was Made For Lovin' You(キッス)……全てが光る、宝石のような曲です。

Stay With Me(フェイセズ)……素晴らしいイントロと、生きているかのようなギター。

All Right Now(フリー)……上質なロックが楽しめます。

Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree(ドーン)……幸せの黄色いリボン。

Mr.Blue Sky(ELO)……多彩な楽器が使われた、ポジティブソングです。

Slow Ride(フォガット)……ドラムが冴え渡るロックの名曲です。

Cum On Feel The Noize(スレイド)……衣装は奇抜ですが、曲は大真面目です。

Layla(デレク・アンド・ザ・ドミノス)……特徴的なイントロ。

Disorder(ジョイ・ディヴィジョン)……詩的な歌詞と、心に訴えかけてくるような声。

She Does It Right(ドクター・フィールグッド)……これをピックなしで弾いているとは。

Imagine(ジョン・レノン)……歌詞と耳に残るピアノは、今でも聴き継がれています。

The Air that I Breath(ホリーズ)……サビの合唱部分が素晴らしいです。

Ashes to Ashes(デヴィッド・ボウイ)……不思議な曲です。


<80年代>

ミュージックビデオの販促効果が注目され始め、音楽が総合芸術となった時代です。

人間が受ける情報の8割方は、視覚と言われています。

MTVの登場も相まって、音楽は人々をさらに熱狂させました。

I'm Still Standing(エルトン・ジョン)……前向きになれる曲です。

Jump(ヴァンヘイレン)……ギターが恐ろしいほど上手い。

Separate Ways(ジャーニー)……侍ジャパンでお馴染み。

Eye Of The Tiger(サバイバー)……ロッキーでお馴染み。

Back In Black(AC/DC)……ボーカル交代後も、人気は衰えず。

Beat It (マイケル・ジャクソン)……ギターにはあのエディ・ヴァンヘイレンが参加。

Can't Fight this Feeling(REOスピードワゴン)……ピアノと切ないギターがしみる曲です。

Africa(TOTO)……どうやったらこんなに高い声が出せるのでしょうか。

Every Breath You Take(ザ・ポリス)……上品な音色で、落ち着くことができます。

Owner of a Lonely Heart(イエス)……ベースラインが美しい曲です。

You Give Love A Bad Name(ボンジョヴィ)……イントロのギターが頭から離れない。

Against The Wind(ボブ・シーガー)……この曲の感動はなかなかのものです。

Sweet Child O' Mine(ガンズアンドローゼズ)……イントロがあまりにも強烈。

Crazy Train(オジーオズボーン)……列車の如く、疾走感溢れる曲です。

Start Me Up(ローリング・ストーンズ)……止まることのない旋律。

Down Under(メン・アット・ワーク)……オーストラリアのバンドが奏でる旋律。

Ivy Ivy Ivy(プライマル・スクリーム)……曲を聴いた後の余韻が良いんです。

Hard To Sat I'm Sorry(シカゴ)

The Power Of Love(ヒューイ・ルイスアンドザニューズ)

Joy To The World(スリードッグナイト)

End Of The Line(トラヴェリングウィルベリーズ)

Handle With Care(トラヴェリングウィルベリーズ)


<90年代>

CDが登場し、人々が音楽をもっと気軽に聴くことができるようになった時代です。

ブリットポップという一大潮流も生まれました。

また、かつて流行ったジャンルがリヴァイヴァルしたりと、話題が絶えることのない年代でした。

Don't Look Back In Anger(オアシス)……一番好きなバンドです。

Wonderwall(オアシス)……アコギにバイオリンを添えて。

She's Electric(オアシス)……オアシス史上最もポップな曲の一つ。

Charmless Man(ブラー)……オアシスのライバルバンド。ポップからパンクまで何でもいけます。

Song2(ブラー)……ベースラインの疾走は止まらない。

Take Me Out(フランツ・フェルディナンド)……サビまでの盛り上がりは秀逸です。

Disco2000(パルプ)……明るい旋律とは裏腹に、切ない歌詞の曲です。

Smells Like Teen Spirit(ニルヴァーナ)……今でも弾き継がれるこの曲。

Come as you are(ニルヴァーナ)……未体験の感覚を味わえる。

Change The World(エリック・クラプトン)……丁寧に作り込まれた秀麗な曲。

Losing My Religion(REM)……マンドリンが好きになれる曲。

Buddy Holly(ウィーザー)……溌剌とした曲です。因みにボーカルは日本語が話せます。

Just(レディオヘッド)……曇りの日にぴったり。

Creep(レディオヘッド)……陰鬱な曲でも、異常なスタイリッシュさ。

No Surprises(レディオヘッド)……故郷を思い出さずにはいられない。

To Be With You(Mr.Big)……アコギと圧倒的な美声。

Thunderstruck(AC/DC)……最高に盛り上がれる曲。

Girl From Mars(アッシュ)……ストーリー性のある歌詞は、どこかに懐かしさをたたえている。

Animal Nitrate(スウェード)………退廃的な世界観とギターの競演。

Something 4 the weekend(スーパーファーリーアニマルズ)……過小評価の快いナンバー。

What's Up?(4ノン・ブロンズ)……ハスキーボイスが唸る、唸る。

Velocity Girl(プライマル・スクリーム)……短い曲で、この満足感。

Wind Of Change(スコーピオンズ)……ドイツのバンド。当時の世相を反映した歌詞です。

National Express(ディヴァイン・コメディ)……

Alright(スーパーグラス)……高い演奏力に裏打ちされた、童心をくすぐるポップソング。

Ready To Go(リパブリカ)……サビの勢いが半端ではありません。

The Riverboat Song(オーシャン・カラー・シーン)……格好良い英国バンド。

Money City Maniacs(スローン)……カナダの人気バンド。コーク・フィズで韻を踏んでいます。

Hush(クーラ・シェイカー)……日本で人気の英国バンド。


<ゼロ年代>

インターネットが発展し、ますます気軽に音楽を聴けるようになる時代。

流行りの曲は拡散や共有を通して、全世界に広がりました。

リアルタイムで、世界中の人と同じ話題を共有できるようになったのです。

Mr.Brightside(キラーズ)

Island In The Sun(ウィーザー)

Lyla(オアシス)

Don't Look Back Into The Sun(リバティーンズ)

You Only Live Ones(ストロークス)

Seven Nations Army(ホワイト・ストライプス)

I Bet You Look Good On The Dancefloor(アークティック・モンキーズ)

Ruby(カイザーチーフス)


だいぶ書き過ぎてしまいました、すみません。

洋楽かぶれというわけではありません。(日本の曲も大好きです。)

お許し下さい。

それにしても、音楽がこうして影響を与えたり受け合ったりして、連鎖しているということを考えると、何だか胸が熱くなります。

音楽聴いている暇があるんだったら、勉強しろとお叱りを受けそうです。


皆さんも、色んな秋を楽しんで下さい。

それでは良い休日を。






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