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素人パイロットでごめんなさい。by小弛乖

サラマレコン!小弛です。

時事では緊急事態宣言の解除などいろいろありましたが、自分自身の近況としては特にこれと言ったこともなく、只今切羽詰まってブログを書いております。


あ、ちなみにすごく長くなってしまいました。暇な時にでも見てください。中身は鳥骨の如くスカスカなので。



そういえば桜が開花しましたね。まだ八分咲きあたりでしょうか。いつもなら目黒川あたりを散策でもしたいものですが、今年は中継で我慢しましょう。自分は花筏というものをちゃんと見たことがないので、機会があれば是非見てみたいです。


桜が咲くと花粉が収まるなどと言われていますが、どうですか、今年。花粉元気すぎませんか。

まだ八分咲きだからでしょうか。まだまだ花粉が空気中を闊歩しやがります。

自分が重症だからというわけでもなく、ニュースでも花粉が多いと言われていました。それでも天気は見事に春めいてきて、洗濯日和の晴れ間も増えてきました。洗濯物を干したく窓を開けると花粉が舞い込みます。空気清浄機泣かせです。



と、ここで。花粉ってあまり目に見えないじゃないですか。実は自分の苦手なものの一つにバクテリオファージがありまして。あ、知らない人はちょちょいとお調べ下さい。

あの機械的なフォルム。あれが体内にいらっしゃるそうです。大腸菌にDNAを注射して仲間を増やすという中々面白い生態をしていたりします。


そう、バクテリオファージも目に見えないほど小さいんですよね。だから顕微鏡の写真を見て「うぇ…」なんて言ってられるんです。

あれが腰丈くらいあったらどうでしょう。

家に帰って、玄関に居やがったら……とりあえず扉をそっと閉めて現実から逃れますかね。


そんな想像を先日ぼんやりとしていまして、どうしてバクテリオファージが怖いのかという研究をしてみました。あの格好で機械でもなく細胞だからなんですかね。

あとどうでもいいんですけれど、猫型ロボットのビックライトを使って巨大化した人間から巨大化したバクテリオファージが出てきたら…嫌ですね。本当に。


結局、あの見た目で少しでも生物的になればそんな猫型ロボットのビックでライトな事態にも対応できるんじゃないかと思ったわけです。

だから自分はでっかいバクテリオファージに出くわしたら、百均の目玉シールでも貼り付けてやろうと思ってます。ちょっとは存在を許せるんじゃないでしょうか。あとは唇のシールも付けます。



どうですか。いや、無理ですね。割と。

ここまで考えて何ですが、自分のバクテリオファージの一番巨大化したら嫌なところはDNA注射でした。エイリアンの二番煎じだけは勘弁です。

というより、彼の構造は意外とタコに近しいような気がしてきました。クリスタル的な部分はDNA保管庫ですから、本体は移動する下部な訳です。

つまりバクテリオファージは、上半分捥いでもテケテケの如くまだ動くのです。うわ、キショ。


本当にこのブログは成り行きで書いているので、話が二転三転七転八倒してますね。すみません。

なるほど、ここまで考えてみるとバクテリオファージは部分的に生物なのに機械的なフォルムをしているから生理的嫌悪を催すのかもしれません。

花粉が巨大化したとして、花粉へのヘイトで粉砕して終わりですからね。バクテリオファージはあれが一応生命体の如く動くから嫌なんでしょう。


その理論でいくと、細菌系は巨大化すると嫌悪感を覚えるんでしょうか。個人的に麹菌だとかは巨大化してもまだ吐き気は覚えないように思います。やっぱり機械的な部分があるのが怖いんですかね。生物として、そこまで完璧な部位を持たれると怖いというような感覚なんでしょうか。



そういえば、幼い頃に首だけで生かされている機械に繋がれた犬の映像を見たことがあります。

もしくは昔の見世物小屋であった首無し女だとか、「どこかが欠けていて機械に置き換わっている」というものに対しても似た嫌悪感を抱いたように思います。やはり、生き物と機械の明確な違いはあるみたいですね。


さて、近年ロボットはどんどん生き物に近づいてきていますね。肌の感触、視線の動き、益々見分けのつかないものが多くなりました。ここで、未来に「人間の意識をそっくりのロボットに移せる」という技術が確立されたとしましょう。


どうですか。貴方は嫌悪感を抱かずにいられますか。これは身体に難を抱えた人にとっては嬉しいことかもしれません。しかし、これは遠隔の操作だとかではなく、意識を移すとします。

その人は果たして、生き物と言えるのでしょうか。ロボットとしての臓器があったとして、人間と同等の皮膚や血潮を持っていたとして。


ロボットについて、昔「恐怖の谷」というものがありました。人間とロボットが近しくなることについての、生理的嫌悪のことです。

自分たちはこれが少ない世代のようですが、人間が体を捨ててロボットに置き換わることへの嫌悪感、これは第二の恐怖の谷なのかもしれません。

けれど、その恐怖は人間が超えていい谷なのでしょうか。


意識は生き物で、体はロボットで。

そういう設定のゲームや漫画は、ブラックな設定として扱われてきました。これはもちろん、嫌悪感からのものです。

この嫌悪感はおそらく、生物と機械の明確な違いから来ています。そして、やっぱり自分のバクテリオファージに抱くそれと似ています。


似た話で、スワンプマンというものがありました。雷に打たれて死んだ男が沼から再び復活したとして、それは果たして元の人間なのかという思考実験のことです。今回の話で言うと、その復活先がロボットということになりますね。

貴方はこれをどう思いますか。



多分、少しこの話は怖いと思うんじゃないでしょうか。自分はそれでいいんだと思います。

技術の発展は誉むべきことですが、それと同時に人間が生き物としての在り方を失うのは違う気がします。これはいわゆる、「禁忌」に近しいものです。部分的に機械に見えるバクテリオファージですら気持ち悪いんですから、本当に機械に置き換わっては堪りません。


意識は人間で、体はロボットで。そういう人に分け隔てなく接する社会を、羨む自分も居れば恐怖を覚える自分も居ます。

人間は、社会というコロニーを形成する生き物です。生き物ですから、機械との壁があります。ならば、その壁は生き物として超えてはならない気がします。機械はあくまでも、生き物の道具でなければならないのではないか、と。


これは自論なので、もっとたくさんの意見があると思います。多分、明確な正解はありません。

それでも、社会にはいつかその一つを選ばなければいけない時が来ます。どうか、その時最善の選択肢が取れるよう、できるだけ多くの考えを知りたいものですね。



ね、めちゃくちゃに長かったでしょう。

ふらふらと停滞して緊急着陸しましたから。もう着陸できただけ褒めて欲しいんですけれどね。(三戦二敗)


というわけで次週は犬菓子の番です。

二週間の間に何か面白いことが起こるのを期待して!それではヨーソロ、またこんど!

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