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一世紀後のネタになれ by小弛乖

更新日:2021年5月31日

キア・オラ!今日も変わらぬ小弛です。

梅雨がフェイントを習得したご時世ですが、皆さん体調の程はどうでしょう。寒暖差のバックドロップをモロに食らって瀕死でしょうか。

令和になってからというもの、気象が人類をふるいに掛けているような気がします。百年後くらいにはこの数年はきっと五十年分が数年に圧縮された時代だとか、そんな風に言われてるんじゃないですかね。さすがに百年後の人類にウケないとやっていけません。




五十年云々といえば、先日スーパームーンの皆既月食がありましたね。ウキウキで屋上に登って、ただただ夜風にさらされて家に戻りました。月に叢雲なんてのはよく言ったものですね。

実際月食というのはそこまで珍しいものでもないらしく、皆既としても生きていれば幾度か御目にかかるようなもののようです。ただ、スーパームーンの際に起こるとなれば話は別で、是非とも見たかったのですが……

雲ももう少し薄ければ風流なものになったかもしれないですね。赤い朧月なんてのは面白いと思います。月食は日食と違って色の変化があるのが見所なんでしょうね。


そういえば皆さんは幾分か前の皆既日食は見てましたかね。

日食の中でもリングになる皆既日食はまた珍しいそうです。大人も子供も空を見上げていた姿は傍目に見てシュールだったんじゃないでしょうか。

まあ自分も見上げていた一人なんですけどね。

あれは一生に一回拝めるか否かのものなので、いくらか記憶の残る時分に見られて良かったです。



調べてみると、日食や月食は沢山の信仰があったりします。有名なもので言えば天照大神の引きこもってしまった話ですかね。

特に日食は動物に関係したものが多いです。どうしてなんでしょう……


大体迷信だとか、それでも古来から伝わるものには理由があります。例えば彗星だとかは、本当にハレー彗星の接近した年に疫病が流行ったりしますしね。

それぞれ稀な事象なので偶然といえば偶然なのかもしれませんが、ちょっとこれはロマンがあって自分は好きです。


まあ、動物からしても真昼に辺りが暗くなるというのは不気味なんですかね。実際に猫や犬や家畜は怯えたりするみたいです。

彼らの体内時計は人間よりよっぽど正確に思えるので、それでこそ恐ろしさが倍増するのかもしれません。というか人間は仕組みを理解してしまっているので、怖がりようがないと言う方が正しい気もしますけど…

それでも日食の大量死だとかは不思議なものです。気温の急な変化が理由だとも言われていますが、同じくらいの乱高下も平時で割と起きているようにも思えますしね。



超科学的なものはどこか解明されて欲しくないような、やっぱり知りたいようなもどかしい輩ですね。「こうだったら面白いな」とか思っていると、その数年後に解析されたりします。悔しい。

自分は科学者でも天文学者でもないので、そういった根拠に基づく考察のひとつもできませんが…それでも無知だからこそ、面白い外野からの発想が得られるんじゃないかと思う日々です。


こう言うと本職の方に叱られそうですが、解析を生業にする人々と、無知に夢を見て事実無根の発想を求めるのと、根本は少しばかり同じように思えます。

おそらく、それについて考えているときは双方とも子どもの目をしていますから、思考の矛先が違えどロマンはどこか同じなんじゃないかなと自分は思います。

是非ともそのロマンを忘れずに健全に夢を見ていきたいものです。



ま、夢を見てばかりもいられないんですけどね!

非情なことにこの世には現実があるので……

どうして現実と夢は相反するんでしょう、ひどくないですか。


そんなわけで来週は犬菓子の番です。

そろそろ新しい仲間もこちらに加わるのでお楽しみに。それではヨーソロ、またこんど!

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