こんにちは。
タイトルの通り、言葉遊びについて語ります。
十返舎一九氏の辞世の句にこんなものがあります。
『此世をば どりやおいとまに せん香と(せん香の) ともにつひには(煙と共に) 灰左様なら』(別の詠まれ方もあります)
お気づきでしょうか……線香の「灰」と「はいさようなら」がかかっているのです。
こんな洒落の利いた句を詠んでみたいものです。
また、筆名に言葉遊びを用いている方もいます。
例えば、西尾維新氏。
アルファベットで綴ると、『Nisio Isin』と云う回文になります(ヘボン式だとNishio Ishinです)。
また、江戸川乱歩氏も、エドガー・アラン・ポー氏から筆名を拝借しています。
他にも数多の作家が筆名に言葉遊びを用いています。
比喩もある種の言葉遊びの一つ。
傑出した比喩を用いる方だと、谷川流氏や横光利一氏が想起されます。
比喩は特段、経験や知識が物を言うので、聡明な方でないと上手く扱えないのが特徴だと思います。
ミステリーだと、言葉遊び自体が事件解決に繋がる場合もあります。
(ネタバレになってしまうので、言及は控えます)
しかし、言葉遊びを頻発させると周りから冷笑されるのもまた事実。
教室で駄洒落を言おうものなら、教室が氷室に変わりかねません。
何事も、適度な塩梅と云うのが求められるのでしょう。
私も言葉遊びを巧みに使って、表現の幅を拡張していきたいものです。
夏が過ぎると秋が来る。
これは当然の流れなのですが、まだまだ暑い日が続くのも事実。(部室の扇風機が負傷しているので、代打を用意しなくては)
それでは、暑さに負けぬよう、気張ってゆきましょう。
<補記>「言葉遊びに挑戦」(駄洒落嫌いの方は、以下の記述を見ないことを猛烈に推奨します)
校則に 拘束された 蒼い春 (校則の是非を問う句ではありません)
素人が言葉遊びを試みると、こうなります。すみませんでした。
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